More Piano Project

New: 2017年7月更新

About my project „More Piano Project“ (only Japanese)

More Piano Projectについて

音楽には、力があります。
そして音楽を聴くだけではなく自ら奏でてみることで、また別の世界が見える。

ドイツで活躍するピアニスト/指揮者のダニエルバレンボイムは
著書「Klang ist Leben – Die Macht der Musik(響きこそ人生そのもの〜音楽の力〜)」の中で
私たちは音楽について学ぶだけでなく、音楽から学ぶことも数多い。」と述べています。

私自身、ピアノを学ぶ中で
人生にとって大切なことを沢山学んできました。
ピアノと音楽を通じて、様々な人たちと巡り会い、繋がることができ、
その繋がりは今もなお増え続けています。

そんなピアノの魅力と、
ピアノがすぐそばにある人生の喜びを、
より多くの人たちに伝えたい。

より良いピアノ教育を、日本の子ども達に提供していきたい。

そんな想いから、この More Piano Project を立ち上げます。

以下、プロジェクトの内容と目的を紹介します。


Project 1. 音楽家・芸術家をつなぐコミュニティー作り

2017年7月、マーティンルター大学ハレヴィッテンベルクピアノ教育課程の学生(ドイツ人2人、ブラジル人1人)、音楽学博士課程の学生(ドイツ人)と共に、音楽家や広い意味での芸術家たちを繋げるコミュニティー「Hallesches Forum für Musik(ハレ音楽研究会)」を立ち上げました。まずはハレでの月一のサロン活動から。ここでは、ピアノ教育、芸術のこれから、それぞれの活動報告や意見交換などをします。

ハレで、かつてのパリやウィーンに存在した、サロンのように。音楽家、アーティストたちのつながりを作っていけたらと思っています。


Project 2. ドイツの素晴らしいピアノ教育者の紹介

ドイツで活躍する素晴らしいピアノ教育者、Prof. Sigrid Lehmstedt(元ライプツィヒ音大及びワイマール音大ピアノ教育科教授)とProf. Jochen Köhler(ハレ大学ピアノ教育科教授)の二人を、日本や世界に広める活動をします。

そのために:

の二つを現在企画しています。


Project 3. 音楽家のためのメンタルトレーニング

2013年よりハレで私は「音楽家のためのメンタルトレーニング」の研究をしています。

メンタルトレーニングは、主にスポーツの世界で発展してきました。

スポーツの世界で体系化されてきたメンタルトレーニングをどのように音楽家にとって使いやすい形にしていくかをテーマに、現在もスポーツ心理学者Prof. Oliver Stollとピアノ教育者Prof. Jochen Köhler氏の元で、研究を続けています。

2016年には音楽家のあがりとの付き合い方について、2017年には音楽家のためのメンタルトレーニングをテーマに、学会発表を行なってきました。

研究が形になってきたら、
ドイツだけでなく日本でも少しずつ、音楽家のメンタルトレーニングのセミナー、個人セッションなども実施していけたらと思っています。


Project 4.
志の高い友人たちと共に、日本に音楽教育機関を設立する

ドイツではすべての州に、民間のみならず国営の音楽教室があります。
また多くの州では、音楽学校が公立学校に出張レッスンをして、沢山の子ども達に楽器との出会いを与えています。

ドイツの音楽教育の事例から、日本でもより多くの子ども達にピアノとの感動的な出会いを与える可能性を追求していく。そして日本にも、自分たちの力でそのような音楽教育機関を設立する。

2020年前後の設立を視野に入れて、現在プロジェクトを進めています。


Project 5. ドイツの生活や文化を日本に向けて発信

2017年6月より、Miho & Masaki プロジェクトとして、画家・アーティストのMasakiと共に、ドイツでの生活や文化を日本に向けて発信しています。
どうぞこちらもご覧ください。

→ Miho & Masaki BlogYoutube Channel

ピアノ教育が、ドイツと日本の架け橋になりますように。