Guten Tag 🙂
ご無沙汰してます!
ハレ、2014 秋〜冬の風景。
諸事情により約一ヶ月間フラットで使えなかったインターネットが
ようやく戻ってきました。
先月からいよいよ大学院の授業も始まったので、
大学の授業のことなど少し書いていこうと思います 🙂
大学院では、先ゼメから引き続きピアノ、ピアノ教育法、
副専攻のチェンバロのレッスンに加え、新たにアンサンブル、
模擬レッスン、そして音楽心理学とポピュラー音楽の講義など
が始まり、忙しくも充実した毎日です。
先日はポピュラー音楽の講義にて、プレゼンテーションをさせて
いただきました。
ジャズ!!と、その観客。
JAZZは、2013年夏に宇都宮のジャズピアニスト村田望さんとコンサートをさせていただいてから、もっと沢山のことを知りたいと思っていた分野なので、
プレゼンを通してJAZZを練習したり(当日は、音楽サンプルということでBluesとRagtime、JAZZスタンダードAutum Leavesをピアノで弾かせてもらいました)
新たにJAZZについて勉強ができて、ラッキーでした。
「ジャズとは、演奏時に感じるもの。」—Jo Jones
「ジャズとは…人生に喜びと苦しみとリスクがあり、
国から保護された画一性や退屈からほど遠いところ。
(即興とは=自由とリスクと冒険!)」—Friedlich Gulda
特に二つ目のグルダによるジャズの定義がいいなーと思ったので、
プレゼンでも紹介させていただきました 🙂
人前で(しかも母語じゃない言語で)プレゼンをするというのは
未だに緊張しますが、自分が感動した分野や内容について、他の人にもぜひ知ってほしいという気持ちで準備するのは、やりがいがあります。
これは、人前でピアノを演奏することにもいえること。
ドイツの大学では本当に頻繁に演奏発表の場があり、有志の学生によるプラグラムで小さな演奏会が開かれます。
公の場で演奏することは、プレッシャーでもあるし、準備も大変。
でも、誰かに何かを伝えたい、共有したいという気持ちがあるからこそ、
それでも演奏したいという気持ちにさせてくれるんだろうなと思います。
私のクラスも今期は特にクラス演奏会が多く、既に3回、更に3回が学期中に予定されてます。これはもう、練習あるのみ。笑
その他にも聴衆としては、
即興音楽劇コンサート。(ヘンデルの家の中のホールにて)
グリーグトリオによる室内楽コンサート。
シャンデリアが素敵な大学キャンパスのホールにて。
ドイツ国内様々な場所で開催された、Impuls Festival 2014という現代音楽祭にて。
四台のピアノによる“Canto Ostinato“ / Simeon Ten Holt
こちらは10月23日、ライプツィヒのゲヴァントハウスにて、
素晴らしかった内田光子さんのコンサート。
新しいところではつい昨日大学内のホールにて、ドイツの現代作曲家Wolfgang Stendelによる作品、二台のピアノによる“Texturen“(2013) が初演されました。
写真は大学長のKöhler教授による、作曲家へのインタビュー。
「(作曲をしていて)完全に満足することなど決してない。
いくら年をとっても、何十年音楽に従事していても、いつまでも新たな発見や学ぶことがある。マックス・レーガーは、バッハは音楽の始まりでもあり終わりでもある、という言葉を残したが、音楽に終わりなどない。」
という彼の言葉が特に印象的でした。
終わりない音楽の世界を追求すべく、今日も勉強を続けていきます 🙂