ヨーロッパ夏期音楽講習会

I cut my hair by myself for the first time!
今年の夏はとても暑かったので、髪の毛セルフカットしてみました◎

self cut

ちょっと軽くした程度ですが…


7月20日から続いていたヨーロッパ夏期音楽講習会 (Euro Musik Festival& Academy) が、昨日無事終了しました。

一ヶ月間、毎晩のようにコンサートの嵐!
euro arts programm 2euro arts programm   konzert herr leuschner

しばしば来日してコンサートやマスタークラスを開講している、ロイシュナー先生。レッスンもコンサートも素晴らしかったです。

japanese sweets

こちらは、レッスン通訳をした日本人の学生さんから頂いた、お菓子とカード。
ありがとう!!


今回、去年に引き続き、講習会のレッスンでのドイツ語通訳のお仕事をさせていただきました。

去年、最初の数日はドイツ語と日本語の頭の切り替えや、レッスン中の通訳するタイミング(逐次か同時か)など難しいことも多く、特にピアノ以外のバイオリンのレッスンでは苦労しましたが、毎日たくさんのレッスンを通訳するうちに、コツがつかめてきて、後半は本当に楽しく通訳させていただきました。

音楽と言葉というのは、本当に切っても切り離せないな、と思う。
学ぶプロセスも似てるし、両方とも、いつまでも追求しつづけられる世界。

ある通訳者さんがインタビューで、

「音楽の世界は、例えば3歳からピアノを始めて、20年間以上もそれにエネルギーを注ぎ込んでも、それで食べていけるか分からない。けど、語学なら、それと同じだけのエネルギーを2年間注ぎ込めば大体仕事ができる。」

とおっしゃっていました。

確かに、本気で学習すれば習得するのに音楽ほど時間はかからないのかもしれないけど、それでも言葉の世界はやっぱり深い。

かつて私も中学生の頃に、音楽の道に進むか、語学の道かで、進路に本気で迷ったことがありました。
当時、結局「どちらか選ぶのであれば、音楽!」と思ったものの、語学は常に大好きで、18で始めたドイツ語も、語学留学にドイツ語検定に、と力を注ぐうちに、始めて9年目。趣味の領域は越えて、今は、翻訳業にも興味があるし、通訳ももっと極めたいなぁと思っています。

またこういう機会がいただけますように。
日々精進 🙂

去年、この機会に繋いでくださったライプツィヒ在住のAさん、ありがとうございます。
Dear Euro Arts, Christina and Mr.Lim, thanks for this opportunity!


通訳に励む傍ら、
私も自分の師匠ヨッヘン・ケーラー(Prof.Jochen Köhler) 先生の元で、夏期講習会の第一期を受けさせていただきました。

講習会には、ケルン音大、ハノーファー音大、デトモルト音大などの教授陣に、ショパン国際コンクール元入賞者…と数々の日本でも有名なピアニストが参加されていて、私も沢山のレッスンを聴講したり通訳したりしました。
教授によってそれぞれのメソッドがあり、レッスンでのアプローチも本当に様々。沢山のレッスンを見聞きできたのも、とても勉強になりました。

ただ、弟子の私が言うのもなんですが…
Köhler先生のレッスンの質はその中でも本当に質が高い。
先生の奏法に関する深い理解、膨大な知識とアナリューゼ力、また生徒のことを本当に親身になって考えながら指導されており、教育者としても、大変優れています。

それなのに、先生の元に講習会で日本人の参加者が一人もいなかったのが残念。
現在先生のクラス唯一の日本人として、Köhler先生をもう少し日本に広められたらいいな。今、何ができるか色々と思索中です。


夏休み後半も、ラインスベルクでのレームシュテット先生のピアノマスタークラスにバイオリンとの室内楽コンサートに、と今も練習に準備に盛り沢山ですが、
こうして音楽と生きられる幸せを感じつつ、楽しんで頑張っていこうと思います◎

abend leipziger straße

halle markt

夏の夕暮れ。
ヘンデルの後ろ姿がなんともセクシーな、ハレの街より。

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